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要旨
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2006年12月号では「技術体系の構築と分析」を解説し、2007年2月号では技術体系を基にした「技術ポートフォリオの実践」を解説した。本稿ではその続編ともいうべき技術テーマ別ポートフォリオの実践について概説する。
技術経営つまり、技術をマネジメントする上での目的は、技術を如何に経営に生かしていくかということである。そのための一つの手段として、技術ポートフォリオがありそれを描くことによって、技術出身及び技術出身以外の経営者が技術経営という視点での技術の方向性の検討に参加することができる。
技術ポートフォリオは、技術の現状及び将来の方向性を決める上での重要な手段となる。それは、事業ポートフォリオによって、事業やその企業の将来の方向性を議論することと同じである。
技術ポートフォリオは、「技術体系の構築と分析」で概説した技術体系を基に分析されている。技術体系は技術の粒度、技術の種類を統一して分類されているものであり、技術ポートフォリオのベースとなる。
本稿では、技術ポートフォリオを一段詳細にした技術テーマ別ポートフォリオの実践について事例を基に解説する。
技術テーマは開発組織、技術開発組織、研究組織において、活動の最小単位として定められている。
技術テーマ別ポートフォリオとは、そのテーマに投入されているリソース（人件費,経費などの合計）を基に分析をすることである。
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