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著作分類 IIRケーススタディ
著者 服部暢達
論文タイトル JFE:対等合併の稀有なる成功例の研究
機関名 一橋大学イノベーション研究センター
ナンバー CASE#05-15
出版・発行年月 2005/09/01
要旨 2001年12月、NKK(日本鋼管)と川崎製鉄は経営統合を発表し、日本最大規模の鉄鋼メーカーであるJFEホールディングスが誕生した。同社はその後の鉄鋼市況の回復もあり、統合第1期から1000億円を超える経常利益を記録し、2005年には目標数値を1年前倒しで達成、未曽有の好決算を迎えている。1990年代後半の鉄鋼不況のなか、NKKと川崎製鉄はいかに互いのパートナーを探し出し、経営統合の決断をするに至ったのか。あくまでも「対等」にこだわってきた両者の統合の必要条件と新会社の業績向上を導くに至った組織づくりとはどのようなものであったのか。1990年以降、M&Aによって業績改善を実現する日本企業が現れてきているが、対等合併にこだわって成功したこのような事例はきわめて珍しい。鉄鋼をめぐる世界的な構造再編の流れを眺めつつ、JFEの統合の経緯をたどることで、今後の日本型経営統合とはいかにあるべきかを考える。
備考 一橋ビジネスレビュー Vol.53-No.2
参考URL
ラベル 経営学
登録日 2005/09/30

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