日本・イノベーションの有効策:大企業の余剰資源を新興企業の革新に結合
著者:青島矢一, 『週刊エコノミスト』, 8/11・18合併号, 第60回 エコノミスト賞受賞記念論文 (2020/08/04)
一般記事
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著者:青島矢一, 『週刊エコノミスト』, 8/11・18合併号, 第60回 エコノミスト賞受賞記念論文 (2020/08/04)
一般記事
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藤原雅俊:青島矢一
東洋経済新報社(2019/09/12)
逆浸透膜の技術開発プロセスの歴史的分析を通じて、長期にわたってイノベーション活動が継続するメカニズムを明らかにする。
三浦紗綾子:清水洋
『一橋ビジネスレビュー』 第62巻 2号 130-144頁 (2014/09/18)
論文
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丸山康明:清水洋
『一橋ビジネスレビュー』 第61巻 第2号 pp. 116-128 (2013/09/19)
CDやDVDに代表される光ディスクのプレーヤーやレコーダー、それらのキーデバイスは半導体レーザーである。大容量化をめざす次世代DVDには、高密度で書き込みや読み取りを可能にする青紫色(青色)半導体レーザーが用いられる。住友電気工業は、その製造には不可欠な「大口径で低欠陥密度の窒化ガリウム(GaN)基板」を世界で初めて開発し量産化に成功し…
論文
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青島矢一:鈴木修
CASE#13-03 一橋大学イノベーション研究センター (2013/08/01)
久保田達也:青島矢一:高永才
CASE#13-02 一橋大学イノベーション研究センター (2013/05/01)
富士通の開発者が、他社より早くArFレジスト材料の開発に成功した理由には、アクリル樹脂に集中した点と、トレードオフ関係にある様々な技術要件を一度に解決しようとした点が挙げられる。これは開発者が当初から最終的な工業化、製品化を強く意識していたことが背景にある。中央研究所ではなく事業部内の研究所で開発を進めたことで、別材料の工業化で苦労する…
Fukushima, Eishi
CASE#13-01 一橋大学イノベーション研究センター (2013/04/23)
This case study is the result of research undertaken for the Research Project on Okochi Prize Cases, which is being conducted with financial support from the Dynamics of…
藤原雅俊
CASE#12-12 一橋大学イノベーション研究センター (2012/11/12)
新東工業は、産業の根幹を成す鋳造産業で世界を代表する会社である。同社は「エアレーション造型法の開発と実用化」で新たな鋳造製造法を開発した。開発成果としては、小型化、鋳造精度の向上、作業環境の改善、電力生産性の向上の4点が挙げられる。本稿は同社がこの成果を上げるまでの開発過程、開発した造型法の実用化過程を記録している。同社は開発コンセプト…
伊藤誠悟
CASE#12-10 一橋大学イノベーション研究センター (2012/10/23)
かつてデンソー社の主力製品であった、自動車部品のクリスタル型オイルフィルタは、性能の高さゆえに長らく製品競争力を保っていたが、構造上の問題から、改良によるコストダウンが難しく、価格の安さが求められる補給品市場において、他社にシェアを奪われてしまう。そこで、同社はパルプから製品を生産するというユニークな開発方法をとり、新たに安価な成形体オ…
崔 裕眞
CASE#12-04 一橋大学イノベーション研究センター (2012/08/02)
本稿は、ハイテク横編機メーカーである島精機製作所の技術経営を歴史的に記述したものである。同社は、1962年創業期の全自動手袋網機から半世紀にかけて「島式技術経営」を基盤に、MACH2やSSR機種を含む高付加価値製品を生み出した。同社のコア技術の進化と、尖端技術を用いた多彩な機種開発と製品展開は、既存市場のフォローのみならず、新市場創造を…
高永才 : 三木朋乃
CASE#12-05 一橋大学イノベーション研究センター (2012/07/11)
1990年代初頭より〖CO〗_2輩出量削減要請の高まりを背景に、サルファーフリーガソリン(自動車燃料内の硫黄含有量数10ppm以下のガソリン)の研究開発が、日本国内の石油会社で進められた。中でもJX日鉱日石エネルギー株式会社(JXNOE)は、〖CO〗_2輩出量の規制値が定められる前に他企業よりも逸早く基礎研究を進め、サルファーフリー燃料…
Fujiwara, Masatoshi: Yaichi Aoshima: Tomono Miki
CASE#12-08 一橋大学イノベーション研究センター (2012/07/06)
Water scarcity has become a serious problem due to global economic development, population growth, and environmental pollution, creating a huge demand for seawater desal…
Aoshima, Yaichi: Makoto Kitamura
CASE#12-07 一橋大学イノベーション研究センター (2012/07/06)
The inkjet (IJ) printer business has now become the core business that supports Seiko Epson (Epson). However, the road to that point was not all smooth sailing. In parti…
武石彰:青島矢一:軽部大
有斐閣、※「第55回日経・経済図書文化賞」を受賞(2012/03)
イノベーション─その革新性と不確実性ゆえに社内外で理解を得ることは難しい。革新的なアイデアや技術を,いかに製品やサービスとして事業化し,経済的な価値をもたらす成功へと導くのか,大河内賞受賞のケースから明らかにする。
奥村祐一郎:江藤学
CASE#12-01 一橋大学イノベーション研究センター (2012/01)
エプソンの液晶プロジェクタ事業は、1989年の製品販売開始以来、長期の赤字に苛まれ、その存続が危ぶまれていた。しかし、新製品ELP-3000のヒット以降、プロジェクタ市場は拡大し、プロジェクタ事業は黒字化を達成する。その後も継続的な技術開発を背景に、エプソンのプロジェクタ事業は、他社製品を圧倒する商品力を携えて世界市場の中でプレゼンスを…
論文
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伊藤誠悟
CASE#11-04 一橋大学イノベーション研究センター (2011/09/26)
デンソーのガソリン噴射に関する開発の源流は、1960年代初頭の機械式ガソリン噴射装置の開発である。その開発がベースとなり、1972年に初期型の電子制御式ガソリン噴射システム(EFI)を実用化した。初期のEFIの上市でボッシュに遅れをとったデンソーは、O2センサによるフィードバック方式EFIと三元触媒という画期的なシステムを皮切りに、EF…
小室匡史:江藤学
CASE#11-03 一橋大学イノベーション研究センター (2011/09)
三菱電機で行われた人工網膜LSIの研究は、デジタルカメラの心臓部となるCMOSセンサの製造を支える原動力となった。三菱電機における人工網膜LSIの事例は、研究所のメンバーが基礎研究、応用研究、生産・販売まで行った点で、同社にとって極めて革新的なものであった。この人工網膜LSIの開発と事業化の全ての段階に於いて直接リーダーとして携わったの…
伊藤誠悟
CASE#11-01 一橋大学イノベーション研究センター (2011/05)
デンソーは創立後の早い時期からオルタネータの開発に着手していた。従来品であるダイナモと同程度のメンテナンス性でありながら、出力性能が革新的に向上するために、ダイナモの代替品としてオルタネータの開発が望まれていたのである。デンソーはオルタネータをはじめ電装系部品において、ほとんどの製品でトップシェアを確保し、現在でも先進的な製品を創出して…