半導体産業における国際競争力低下要因を探る:ネットワーク分析の視点から
中馬宏之
WP#11-08 一橋大学イノベーション研究センター (2011/05/18)
半導体デバイスやバイオ医薬品に代表される日本のサイエンス型産業において、世界市場シェアの長期にわたる減少・停滞傾向が著しい。その主要な原因の一つは、急加速したテクノロジー・マーケットの複雑性(含むグローバル化)増大スピードに日本勢がなかなかついて行けなくなってきている点にある。本論の主要な目的は、このような問題意識に基づいて、クロック・…